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石の人
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Toumo
最終章|思い出その百七|
石拾いの旅|兵庫県の海岸5
2022年5月3日。
最終章、青森の石を超える石を探す旅。前回に引き続き、兵庫県で石拾い。
大将に教えてもらったまんまる御影石の海岸を後にして、次なる海岸は、あてずっぽう。昨日の行きの電車から見えた海の景色がすばらしかった駅で途中下車。なんだか人がたくさんいて、電車の写真をパシャパシャ撮っている。
駅の下へ、エレベーターで行く。面白いけど、通勤や通学につかっている町民はいるのだろうか。毎日これだと、とてもめんどうだろう。駅まで続く心臓やぶりの階段もあった。エレベーターができるまでは、まさかこれを登っていたのか。初代橋梁である、餘部鉄橋が1912年に開通し、2010に運用を終了、2代目の餘部橋梁が誕生し現在に至るらしい。初代餘部鉄橋は独特の構造と朱色がもたらす風景により、鉄道ファンや観光客に人気があったそうな。今では展望施設とエレベーター「余部クリスタルタワー」なるものが建設され、近代的なものとなっている。
「余部クリスタルタワー」確かにすばらしいが、私は石が気になって仕方がない。駅に降りたあと時刻表を調べると、次の電車が来るまで2時間もある。そんなことあるのか。石がなかったらどうしよう。
ころころころ〜〜。河口が近くにあるので、海の石というか、川から流れてきた石そのままという感じ。ん〜〜、いい感じの石ころをこの中から見出すことはできるのだろうか。ころころころ〜。ころ〜!
むー。やはりごろごろと大きな石、荒削りな石。そしてグレーな石たち。この大きさでは、駐車場にすらなっていない。(駐車場とは何の変哲もないグレーな石ころだけが転がるまるで駐車場のような海岸。だがそう思ってしまう私の心が残念だと、日々修行中だ。)よーく見るとそれぞれの石に違いがある。もっともっとよく観察するのだ、石を!なにやら趣ある石を見つけ出すことができそうな気がしてきた。なんとなく。とりあえず、とても渋い石ではある。石神様、どうか見ていてください。趣深く、美しい石を拾ってみせます。と思ったその時、遠くでキラッと白く光るものが。この海岸では、先ほどの白い石のみを記念として拾い、あとは良さげなものはなかった。
石拾い時間、15分程度。次の電車が来るまで、あと1時間30分はある。どうしよう。
海で拾った石|兵庫県の海岸5
この角度、いい形をしている。謎の存在感。
ちなみに、有り余る時間をどう過ごしたかというと、駅付近の道の駅に立ち寄り、そこで流れていた、餘部鉄橋ができるまでの動画を見ていた。
ぼーっと1回半ほど動画を見ていたら、電車がくるまであと10分。まずい、乗り過ごすわけにはいかない。ダッシュ!
ダダダダダダ!エレベーターの付近まで来ると、まさかの長蛇の列。観光客が駅の上から景色を見ようと並んでいるのだ。まままずい。このままでは電車に乗れない。仕方がない、、。私はエレベーターを諦めて、心臓やぶりの階段と坂を駆け上がることにした。どこまで続くかわからない。かんべんしてくれ。あと10分で間に合うのか??ダッシュ!ダッシュ!ダダダッダダダッシュアンドダッシュ!
なんとか間に合った。電車の中に、息切れ汗だくの石の謎客ひとり。
おわり。
ダダダダダダ!
次回、兵庫2日目の石拾い、最後の海岸。それはまさかの1日目最初の海岸。やはりあそこが一番よかった。ひとつでも青森を超える石を拾えないだろうか。石神様〜〜!
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(2022 9/23)
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