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2021年8月13日金曜日

石拾いの戦い〜石を求めて石川へ〜 石川県安宅海岸 |思い出その四十七|

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石の人

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Toumo

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石拾いの旅|石川県安宅海岸




2017年8月13日。

まだまだ続くよ、TADA・サラブレッドKとの石の旅。
本日は福井ではない。県をまたいで石川まできてしまった。
福井ほど、海岸をまわりきったわけではないが、いい石の浜がいくつもあるのを知っている。さあさあサラブレッドKは石川でどんな石を拾うのだろうか。


遠目にはどうも石がある海岸には見えない。駐車場ですらない。(なんの変哲もない石で埋め尽くされた海岸をそう呼んでいる ※念のため毎度解説)これは一般的な海水浴場に見える。


降り立ちよく見てみると、、んん〜〜〜。


石あるやん。しかも結構大ぶりだ。思い起こせば青森の七里長浜も砂浜に錦石がポツリポツリと転がっていたっけ。まあ、ここの石はパッと見は地味である。まあとにかく拾ってみようか。

ころころころ〜〜。


眺めはいいがひたすらに熱い。真夏なので当たり前なのだが、照りつける太陽、日陰など逃げ場のない砂浜。みなさんも真夏の石拾いは注意していただきたい。猛暑の中、海には一度も入らず、テントも張らず、ただひたすらに石を拾う。なんだなんだなんなんだこの所業。何かの修行にしか思えない。水分補給はこまめにどうぞ。帽子は必須で休憩を。何も石拾いで命を落とすことはない。

TADAもKも僕も、石を黙々と拾い続け、とりあえず選別前に並べてみた。福井も石川も最近よく拾う海岸なので、できるだけ量は減らしたい。そろそろ必要のない石を返す旅に出たいのだが、正直なところ石でリュックをずっしり重たくさせて、出発することにかなり抵抗がある。なのでまだ一度も返却石を持っていったことはない。

さて、それでは拾った石だが。


僕のがこちら。いかがだろうか。まあ、普通という感じ。よくない。これは極めてよくない傾向だ。福井や石川の石に驚きや面白みを見出せなくなってきている。もちろん青森症候群もその要因の一つではあるが、何より拾いすぎたのだ、越前・越中の石たちを。左下にある石は珪化木だろうか。正直、珪化木についても見慣れてしまって選抜で落としてしまった。今までならこんなことは決してない。珪化木を拾った瞬間に心は踊り、表に出ないようグッとこらえながらTADAに自慢する、そんな喜びがあった。しかし今では、ああ、珪化木か、もっといい形のを持っているな、、。一応キープしておこう。そんな感じ。冷めている。この灼熱海岸の中、僕の石の心は冷め切っていた。


こちらがTADAの。ちょっと待て待て、感じる、感じるぞTADAよ。しっかりと美意識を感じる。とりあえずここに集められた石ではなく、大事に拾われここにいる石たち。
TADAにとっては地元に近く、慣れ親しんだ土地にも関わらず、この集中力だ。石に祝福された男、TADA。負けた、、今日は完全に負けたよ。
それにしてもこの写真の向き、本当は横で撮ったつもりのものだ。それすら直すことを億劫に感じる自分に嫌気がさすぞ。喝!!


こちらはサラブレッドKの。これは、、そこらへんで、がさっとまとめて拾ってきた感じだ。笑 でも彼なりに吟味したのだろう。石拾いの日も浅いので、石を拾うこと自体が新鮮で、これもこれもとたくさん拾ってしまうのは仕方のないことだ。ここからどのように選別したのかは、覚えていないし、記録もない。

それにしても、量と並べ方にも問題があるだろうが、TADAとの差がお分かりだろうか。わかってたまるか。いや、これはひょっとしたら僕がTADAを特別視するがあまり、石がよく見えてしまっている可能性がある。できるだけそういった先入観は持たずに見ようとしていたが、何やら石を見すぎてもう何がいいのかわからなくなってきたらしい。特にこういった石たちは難しい。青森の石ばかり引き合いに出したくはないが、奴らは違う。海岸に降り立ち、石を見た瞬間、ビビビっとくるものがある。レベルが違う。拾わずにはいられない。もはや選別する必要がない。拾ったあとは大事に握りしめ、落とさないことだけに注意をはらい、そわそわする。
しかし、いい石とそうでもない石の差が少ないこのような海岸では、その微妙な違いの中から見出していく石世界が、刻一刻と変化する自分の心情によって揺らいできてしまうのだ。ああ石の神様よ。なんてことだ。


結局、僕が選抜した石はこんな感じ。

あれ、こうして並べると、結構ええやん。どうしたどうした、待て待て、かなりいいのも2つはあるぞ。

どないやねん。




海で拾った石|石川県安宅海岸



持ち帰った石がこちら。うーん。やっぱり普通かも。
石聖への道のりは長い。(石の悟りを開いた者


寄りのカット。左上の石は時空が歪んで、ワームホールのよう。左真ん中の石は、ミントチョコのよう。今でもお気に入りの石はその二つくらい。




以上、安宅海岸で石拾い。
そろそろTADAともお別れ。グッドバイ。その前に、まだちょっと時間があるみたい。最後は福井で石拾い。
ギリギリまで石を拾うやつら。

ごきげんよう。





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