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2021年1月16日土曜日

渋い石を拾う。静岡県御前崎海岸 |思い出その四十四|

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石拾いの旅|静岡県御前崎海岸



2017年4月30日。

沼津千本浜の次は、御前崎海岸だ。僕の石拾いのきっかけを作った男、同僚デザイナーEのテリトリーだ。一度石悪マシューと訪れたことがある。その時は、いつものごとくマシューは全く石に興味を示さないので、ほぼ一人で石拾いをしている状態と変わりなかった。今回はTADAがいるので、どんな石を拾うのか、興味がある。
御前崎の石は、青森や福井のようにカラフルで多様というよりは、渋めの石が多い記憶がある。しかし石ころ標本箱によると、ほぼ全ての種類の石が手に入ると言われる天竜川の行き着く先、それが御前崎だというのだ。種類と言われてもピンとこないが色は様々ではない。おそらく、石の成り立ちや成分という意味で多様なのだろう。
今回はTADAとの石拾い。これは興味深い。間接的にTADAとデザイナーEが石バトルすることになる。この石日記では、デザイナーEの石を紹介していないので、比較のしようがないのだが、いつか日記とは別に、それぞれの石の人による石バトルを勝手に僕が実施し、考察しようと思う。



TADA「さあ行くか。」

ブーンブーンブーン。


御前崎海岸に、着いた。マシューと来たときは、周辺を探索したり、灯台の周りや謎の貝殻店を見つけたが、今回はTADAとの石拾いの旅、そんな道草は食わずに、一直線へ海岸へ。さてさて、早速石拾いしますか。

ころころころー。

天気がいいので家族連れや海岸散歩、ビーチコーマーらしき人もちらほら。石を拾っている人は、、いない。
ここの石は渋い石が多いし瑪瑙などは落ちていないので、石拾いの海岸としてはあまり認知されていないのだろう。


前回の御前崎の日記でも書いたかもしれないが、水質はあまり良くはない。福井や青森の海に慣れていると、少し濁っているとやはり気になる。


落ちている石の群れは、一見駐車場。それは知っている。
しかし、TADAは福井と違う石たちに興奮し、張り切っているご様子。

負けませんよ。TADAもデザイナEーも超えてやる。
ころころころー!



石と砂利の浜なので、石の数には困らない。が、グレーな石の群れの中から、渋く味わい深い、違う雰囲気を放つ石を見つけ出すのは至難の技だ。とても集中力がいる。
石拾いを始めた頃のような新鮮な心も重要。


むむむむむ、、、。遠目で見るとだいたい同じ感じの石だ、、目を凝らして石拾い。
むむむむむ、、、。


拾った石はこんな感じ。
渋い。色が暗く深く、触り心地はすべすべというかさらさらで、なんとも言えない味のある模様のある石たちだ。
そんな渋い石を僕はお寺のようだと感じる。年季の入ったお寺の木材を見て触った思い出、落ち着き、静かな時が流れる。

そして、またしてもTADAの石を撮っていない。悔やまれる。



海で拾った石|静岡県御前崎海岸


持ち帰ったらこんな感じ。やはり渋い。
今回も思ったが、デザイナーEの石には到底及ばない。デザイナーEの石はもっと存在感がある。さすがテリトリーなのか、地味で渋い石ばかり目にしているので、うっすらと感じる石の良さや差を見出す目が養われているのか、それともはるか高みに行っているのか、わからないが。
サラブレッドKも御前崎でいい石を拾いそう。


寄りのカット。ペケの印がついた石が面白い。その横の黒い雷のような模様の石が力強い。



寄りのカット2。今見て思うが、この頃はまだ手当たり次第拾っている感じが否めない。最初の頃に比べると余計な石は拾わなくなっているが、それでもまだ選抜作業が十分に行われていない。
いつの日か、いらなくなった石を、故郷の海に返しに行く旅をしなくてはならない。


次に御前崎で石拾いしたら、デザイナーEを超える石を拾いたい。


次回は、TADAと福井に石拾い。何回福井行くねん。

ごきげんよう。





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今回の石の人のおすすめ

(2022 10/16)
リュック・ベッソン

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