アナリティクス

2020年10月31日土曜日

石を求めて西伊豆へ、静岡県瀬浜海岸 堂ヶ島のトンボロ |思い出その四十二の二|

Google Translate is on the right (PC)


石の人

....................................

Toumo

....................................


      

石拾いの旅|静岡県瀬浜海岸 堂ヶ島のトンボロ




2017年4月29日。

仁科海岸の次は、瀬浜海岸。今日はこれで石拾いを終える。ネットで調べると、堂ヶ島のトンボロとある。トンボロ、、?トンボロってなんだ。何か分からないけれど、ちょっとワクワクする。

TADA「さあ行くか。」



付近に車を駐めて、少し海岸まで歩く。
スタスタスタスタ。

ちょ、TADAさんちょっと待ってよ〜。


なーんだかすごい光景。これは期待が高まる。


何だあ、この植物は、木漏れ日が美しい。


浜に出たぞ。付近に草木が生え、いつもと雰囲気の違う浜だ。

TADAが石を探し始めた。
は、、、早い!TADAはいつも僕より早く石を拾い始める。
ぐぐぐぐぐぐ。


僕はいつも景色を見る。写真を撮る。もちろんこの日記を書くためでもあるが、まず、海岸の風景を味わう。

トンボロとは、本土と島を繋ぐ、砂州のことらしい。潮が引くと現れるらしいが、今日は満ちているようだ。右手奥に見えるのが島だろうか。潮の満ち引きや見る角度によって、島が三つや四つに見えることから、三四郎島と言うらしい。写真が少なく記憶もない。



日が落ちていく。さっさと拾え、と。
さてさてどんな石が落ちているのだろうか、、。


こ、、、、これは!!!

TADA「駐車場だな」

僕の台詞を取らないでいただきたい。

いやあ、というか全部同じ石じゃないの、これ。
全部グレーの、ざらざら、つぶつぶとした火成岩?ではないか。
もはや駐車場ですらない。和食屋とか居酒屋の通路の一角にある、謎のお庭スペースにある、人工的に感じる石。

いや、そんなことを言っていると、日本の石ころ標本箱の、心の渡辺先生に喝を入れられそうだ。

ここにある石はもちろん自然の石なのだ。



海は、美しいんだ。石も含めて風情がある。
しかし、石だけを見て、拾うかと言われると、僕はまだそのレベルには達していない。
石の個性だとか、触り心地はすべすべで、とか何とか言っている時点で、論外なのだ。


記念に一つ、石を拾った。
すっかり日も暮れた。


帰ろう。

TADA「そうだな」


綺麗な雲。


石が好きで、木の実も好きで、
空も好きだ。



海で拾った石|静岡県瀬浜海岸 堂ヶ島のトンボロ


これが記念に持ち帰った石。たった一つ。
何だか逆に尊い気がしてきた。
ただの石ころ、ザフツーノイシ。


え、これで西伊豆編終了、、?
TADA「はい」


あららー。



次回は、何でしょう?
ごきげんよう。





...................................

石の人について

...................................

今回の石の人のおすすめ

(2022 10/16)
リュック・ベッソン

...................................

おすすめの石の本

なんとなく気になる本


石拾いが趣味になっていた。

石を求めて旅に出た。

孤独と不思議と癒しが織りなす

石と海の思い出日記。

アーカイブページは下記より。

石と海


....................................

石の人

Toumo

Instagram
online store
....................................

2020年10月22日木曜日

石を求めて西伊豆へ、静岡県仁科海岸 |思い出その四十二の一|

Google Translate is on the right (PC)


石の人

....................................

Toumo

....................................     



石拾いの旅|静岡県西伊豆仁科海岸



2017年4月29日。

今日も石拾いの旅に出る。相棒はおなじみのTADAだ。
もはやレギュラー化しつつある。
今回は伊豆。伊豆といっても西伊豆。二度目の石拾いで洗礼を受け、その後何度も挑戦した石の聖地菖蒲沢海岸は伊豆半島の東である。
なぜ今まで行かなかったのか。それは、西伊豆には鉄道が通っていないからだ。僕は東京に行くついで、伊東線から伊豆急行線で、菖蒲沢海岸へ行き、石拾いをしていた。
わざわざレンタカーなど借りて、西伊豆に行くこともなく、なにやらいい石があるという噂だけは耳にしていたが、いつか行こうと思うだけであった。

そんな時、石に祝福された男、TADAが動き出したのだ。

TADA「福井も飽きてきたなあ。」
石の人「だね。」
TADA「伊豆、行ったことないなあ。ほぼ福井か富山、新潟だからなあ。」
石の人「伊豆、、、。菖蒲沢海岸?何度も行っているよ。」
TADA「いや、西伊豆や、、、。」
石の人「西伊豆!?
TADA「せや、、、。」
石の人「西伊豆!!!!!
TADA「行こうか。」


 TADAが福井からやってきて、愛知で僕を乗せて静岡へ向かう。今日も車を運転してくれるTADA。ありがとう。

ブーンブーンブーン。

石拾いをする前に、西伊豆で腹ごしらえ。なんだけど、行った海鮮食堂が失敗だった、、。ちゃんと食べログとかで調べておけばよかった。

TADAも僕も石のことで頭がいっぱいで、いつも海岸しか調べていない。観光名所やご当地グルメなど満喫すればいいのだが、いくつも海をはしごするのでスケジュールも詰まっており、なかなかゆっくりできないのだ。
大抵はお昼が近づくと、そろそろ飯でも食うかとここで初めてGoogleMAPで調べ始める。石が拾える海岸近くには、民宿はあっても、飲食店が少ないことが多い。なので、最近はそこだけは注意するようにしている。
TADAといるときは車なのでまだ探せるが、いつもの電車旅となるとランチ難民となる。危険だ。


ご飯を食べた後、しばらく車から降りて休憩。いい景色だ。TADAよ、運転ありがとう。もう少しで本日一つ目の石拾いスポットだ。

ピュルルッルー。


西伊豆もまた、自然豊かでよろしい。福井とはまた違った雰囲気。石の人としては、海と山に囲まれた日本に生まれて、本当によかったと思う。

休憩を終え、出発し、しばらく車を走らせると、、、。


着いた。本日一つ目の海岸、仁科海岸。
ここもまた、綺麗な海ですねえ。

今回はそこまで石に期待しないようにしている。青森を超えるほどの海岸ではないことは、ネットで調べているので明らかで、まあ、福井程度か、となめてかかっている。西伊豆をテリトリーとしている石の人が聞いたら、ブチ切れそうだが、本当に青森の石は次元が違うので仕方がない。
というのも、いままで初めて訪れる石の浜に対して、期待しすぎてハードルを上げすぎ、理想と現実のギャップに打ちのめされてきた。
実は仁科海岸については、SNSで、拾ったことのある方から、メッセージや写真もいただいていて、見た限りは、結構いい石が拾えるのではないかと思った。(どないやねん)
特に、瑪瑙が多く採れるらしい。そういえばデザイナーEも西伊豆では瑪瑙が採れるといっていたような気がする。静岡出身のデザイナーEも目をつけている場所か、、、。だめだ。期待してはいけない!!!落ち着け。

TADA「瑪瑙、、。」
瑪瑙ハンターTADAの心の声が聞こえてきた。


天気がいい。気温も良く、今日は石拾い日和だ。さてさてどんな石が転がっているだろうか、、。


ぽつりぽつりと、、。暗めの石たちが、、。


石が群れたらこんな感じ。
これは、、。
みなさんもう次のセリフがお分かりだろうか。

TADA「駐車場だな。」

はい。いやいや、まだそうと決まったわけではない。遠目に見れば、半分以上の海岸は駐車場だ。もっとよく見る。よく見ーる。



SNS情報では、カラフルな石と
瑪瑙がある、いわゆる映える海岸を想像していた。そこまで期待は上げずに来たが、角の取れた、すべすべな石を期待していた。いや期待はしていない。でも少し期待してしまっていた。

むむむむ、、。

しかしこれは、想像以上に、渋い。


石は渋いが、浅く透き通った川が海に流れ込む。石がきらきらと輝いて、ちょろちょろと水の音が心地いい。なんていい風景なんだ。石はどうあれ、とてもいい。

今日はこの後もう一つ海岸が控えている。そろそろ石を拾い始めようか。

ころころ、
ころころころ〜〜〜。


きらきらきら〜。



砂浜に転々と
石が転がる光景は好きだ。


波打ち際を凝視すると、たびたび白く光る、何かが目に付く。

TADA「瑪瑙だ」

そうです。早いですね。結構瑪瑙が落ちている。なぜか全部白い瑪瑙。


こんな景色は初めてだ、菖蒲沢海岸は聖地と言われるだけあって、人知れず閉ざされたような雰囲気だが、こちらは広大で、とても開放的で気持ちがいい。波の音と川の音が調和していい。


美しい。


すべすべつるつるの、密度のある石だったら申し分ないのだけれど。少し粗めの石。


ごろごろと大きな石も転がる。軽さと粗さが、どことなく福井の大味漁港の石に似ている気がする。

ラストスパート、ころころころー。


とりあえず石拾い終了。


美しい植物。


あっという間に石拾いが終わってしまった。


海で拾った石|静岡県西伊豆仁科海岸


持ち帰った石は、こんな感じ。
右下の群れは、全て白い瑪瑙。結構あったけど、透き通っておらず、形もゴツゴツしているので、押し石にはならない。
またTADAの石を見せてもらうのを忘れていた、、。


寄りのカット。中心左の白い瑪瑙が結構いい感じ。右下の薄緑と茶のうねうね模様石も、今となっては結構気に入っている。
ただ何度も繰り返すが、総じて密度が欲しいところ。


瑪瑙のかけらの群れアップ。

以上。



次回も、TADAと西伊豆石拾いの旅。
ごきげんよう。





...................................

石の人について

...................................

今回の石の人のおすすめ

(2022 10/16)
リュック・ベッソン

...................................

おすすめの石の本

なんとなく気になる本


石拾いが趣味になっていた。

石を求めて旅に出た。

孤独と不思議と癒しが織りなす

石と海の思い出日記。

アーカイブページは下記より。

石と海


....................................

石の人

Toumo

Instagram
online store
....................................