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2022年9月25日日曜日

最終章 石拾い一人旅、兵庫の海4 〜まんまる石〜 |思い出その百六|

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石の人

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Toumo


最終章|思い出その百六|


石拾いの旅|兵庫県の海岸4



2022年5月3日。

兵庫2日目、4つ目の海岸へ。

最終章、青森の石を超える石を探す旅。
前回に引き続き、兵庫県で石拾い。

昨日の晩飯を食べた割烹の大将に勧められた海岸へ行くー。自転車で行くといいとアドバイスをいただきレンタサイクルで自転車を借りる。


私が日常で乗っている自転車はロードバイクだが、借りた自転車は電動アシスト付きのママチャリ的なやつ。快適さがまるで違う。カゴがついて便利だし、ほぼ力を入れることなく回る車輪。楽々チャリ石旅の始まりだ。ただしこのど田舎を見知らぬ成人男性一人がレンタサイクルの自転車で疾走している様は、目立つ。まあいい。天気もいいし、気温もいい。


景色もいいし、最高だ。いつか仕事も何もかもやめてしまって、チャリで海岸沿い日本一周石の旅をしてみたい。そして石と海の地図を作る。絶対にやる。
石ころ界の伊能忠敬になる!
誰か旅費ください。


昔から大好きな田舎。故郷の風景。
石好きは、田舎も好き。
都会育ちのあこがれではない、私は中途半端な田舎育ち。


のどかやなあ。


いちいち写真を撮っては走り出し、写真を撮ってはの繰り返しでなかなか海岸につかん。でも楽しませてくれや。自分のペースで進めるのが、ひとり旅のいいところ。
でもやっぱり、晩ご飯は誰かと一緒がよかったね。拾った石を品評しながら飲む酒は格別や。またやりたいなあ、石仲間との石の旅。


何でもない民家のある、この景色が好きなんだよなあ。


時々畑仕事中の人がいて、だれやあと言った感じで見られる。まさか石を拾いに行くとは思ってないだろう。



海岸に、ついた。誰もいないだろうと思ったら、駐車スペースに夫婦がいた。観光なのか地元の方なのか。


おお。見晴らしよろし。降りていくタイプの海岸、ワクワクがとまらない。そしてここからでも十分にわかる海の美しさよ。


ざざーん。ざざざーん。


みなさん人知れずある海岸の階段には十分気をつけてくださいね。あまり人が来ないせいか、ぼろぼろのまま放置されていることが多い。石の海岸にはよくあることだ。


美しい。美しすぎる。
私以外誰もいない、知る人ぞ知る海岸感がなんとも言えない。じつは名所なんだろうけど、そんな感じがするのだ。とてもいい。



肝心の石はどうか。


ころころころ〜。




全体的に白い。そして黒いつぶつぶ。ほとんどが、御影石だ。



たしかに大将の言っていたとおり、まんまるの石がいくつもある。だが全てまんまるというわけではない。
そしてほかに珍しい石、変わった石、趣深い石があるようには見えない。
形のいい御影石を拾って次の海岸へ行こうか。



波は穏やかで、とても静かな海だ。


白い御影石と透明の海水が、きらきらと輝く。


乾いた石は、こんな感じ。こういう石は濡れていても乾いていてもさほど違いはない。
記念の石を二つ三つ持ち帰った。


では次の海岸へ、さよなら、まんまる御影石の海岸。
ありがとう、大将。


駅への帰り道、自然を楽しんだ。時刻は11時ごろ。
どこか食事処によって、昼食をとろう。

海で拾った石|兵庫県の海岸4


拾った石はこんな感じ。まんまるの御影石と、楕円の普通の石。以上。
御影石とは、兵庫県の地名に由来する、花崗岩(火成岩の一種)だ。墓石に使われる代表的な石。
記念の拾い石なので数はこれくらいで十分だ。
いままで川の石拾いで何度か花崗岩を見てきたが、いまだに良さを見出せないでいる。詳しくないが、このタイプの石はどれも黒のつぶつぶ(黒雲母など)やいろいろな粒が混ざり合っていて、一定ではないが石の全体の印象としてはどれも同じである。ここに、趣を感じたり、何かに見立てる、模様、色味の奥深さなど、感じることはほぼない。
渡辺一夫先生は、これも含めて全ての石が美しく面白いと著書でたびたび書かれているが、私は到底その域には達していないし、その域に到達してしまうと自分の中で石の優劣が一切なくなるわけで、「いい石」という概念そのものがなくなり石拾い自体なぜやっているのか、よくわからなくなってしまう恐れがある。これは、のちにお会いする宮田珠己さん(いい感じの石ころを拾いにも似たようなことをおっしゃっている。


次回は、引き続き兵庫2日目の石拾い、
googleMAPを拡大凝視。私が見つけた石海岸。
ごきげんよう。





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