石の人
....................................
Toumo
....................................
石拾いってなんだ。
人はなぜ石を拾う。人はなぜ石を拾わない。
こんなにも素晴らしい石が、無価値。少し寂しい気持ちもあるが、価値が出たら拾えなくなるから無価値のままでいてくれ。何に価値が見出されるか予測のつかない時代、少し危機感を感じている石の人。
しかし石に価値は出ないだろう。なぜなら石は宇宙に無限にある。石とは物質そのものであり、混沌としたものの奇跡の堆積である。一つ一つは唯一無二で美しい。にも関わらず無価値とは素晴らしい。石拾いはリアルなユートピアなのかもしれない。
私も始めた頃は、いい歳して石拾いなんて、、と後ろめたさを感じながら拾っていた。今となっては、心の石耐性ができつつある。みなさんにも、自分の心をごまかさずに石拾いをしていただきたい。しかし、石拾いは少し忍んで拾うくらいが丁度いいという噂もある。
つべこべ言わずに好きなら、好きなように拾えと言われるかもしれない。石が本当に好きなのかと聞かれることもある。しかし石に対して、ここまで思いを巡らすことができるのが、また面白い。それこそが石拾いの醍醐味。
石を拾いたいという衝動は、紛れもなく人間であることの証なのだ。
(→いままでに拾ったいろいろな石)
(→いままでに拾ったいろいろな石)
...................................
....................................
石の人
Toumo
....................................
おすすめの石の本
....................................
なんとなく気になる本
....................................
0 件のコメント:
コメントを投稿