アナリティクス

2019年10月13日日曜日

島の石と石の罰、広島県厳島の海岸で石拾い |思い出その三十六|

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石の人

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Toumo

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石拾いの旅|広島県厳島の海岸

広島県厳島 石拾い

2017年2月3日。 


今日は会社の社員旅行だ。去年は福岡で2泊3日、一日あたり一万円のお小遣い支給、
2日目は完全自由行動という夢のような社員旅行。この自由行動に目を付けて社員を巻き込みながら、ここぞとばかりに石拾いに出かけたのも記憶に新しい。
思い出その六 ~福岡県志賀島、石拾いの戦い1日目~
思い出その七 ~福岡県遠見ヶ鼻、石拾いの戦い2日目~

さてさて今回はというと、広島県厳島に来ている。1泊2日。
何やら少し規模縮小感は否めないが、社員旅行と一日一万円のお小遣いがあるだけでもありがたく思っておこう。(いや、こんなに自由で待遇のいい社員旅行、ましてやデザイン事務所ではなかなか聞かない。

広島県、厳島。
厳島。
島。
海がありますねえ、、。
心の中で石拾い確定の鐘が鳴る。

前回は社員に石拾いの洗脳をかけることによって道連れにし、石拾いツアーが実現したわけだが、
今回は島なので、わざわざ洗脳しなくても観光がてら海岸でこっそり拾えばいい。というわけで石拾いの気持ちは心の奥にしまっておいて、ひとまず厳島を皆で観光することにした。

広島県厳島 石拾い

鹿や。
そう、厳島には鹿がいる。奈良の次くらいに鹿がいるのだ。

広島県厳島 石拾い

巨大なしゃもじ。何故か分からないが、しゃもじが至る所にある。と思ったら、日本一のしゃもじの産地だそうな。

広島県厳島 石拾い

鹿、寄りのカット。僕は、動物がめっぽう苦手で、犬や猫でもあまりふれあいたくはない。植物、海や石、木の実等、自然大好きなのだがどうしても動物が好きになれない。嫌いではない。ふれあうのにとても抵抗がある。しかしこの鹿、とてもおとなしいし、人間になれていて可愛らしい。しかし皆がきゃーきゃー触っている中、僕はチキってクールにスルーした。

広島県厳島 石拾い

鳥居と鹿。一定の距離を保って撮影を楽しむことにした。

広島県厳島 石拾い

厳島神社内へ。なかなか赴き深かったのだが、石と関係ないので割愛する。

広島県厳島 石拾い

鹿、鹿、鹿。なんだかだんだん好きになってきた。

広島県厳島 石拾い

海岸へ出てみた。
っしゃーそろそろ石拾ったろやないかあ。
ずいぶん日が暮れてきた。そして石、石、石、は無いのではないか?干潟が続く、、。


ころころころ〜
石ころ〜


うーん。無い。石が無い。ぽつりぽつりと、とげとげ、ごつごつした岩石がかち割れてできたような石がちらほら。まあ記念にいただいておこうか。

しょんぼりしながら歩いていると、目の前に大きな水たまりが。避けて歩こうとしたその時、少しぽっちゃりした体型の後輩KB君が、助走をつけてダッシュ!
おいおい大丈夫か。無理するでないぞ。

ダダダダダダダダダダッ!
水たまりジャンプ!

着地成功。

おお〜〜。

やるねえ。よし、僕も飛びましょう。正直、KB君が飛べたなら、いける気がする。
いい石が無くてしょんぼりしていたので、無理矢理テンションをあげるために走り出した。

ダダダダダダダダダダッ!
水たまりジャンプ!

ザッシュ!!!!
着地点が異様にぬかるんでいた。でも体勢を立て直そうとした。

ザッシュ!ザザッシュ!!!!

ぐっ!踏ん張れまだ行ける。

ザザッシュ!ザザザッシュ!!!!

だめだった。
ザザザザザザザザザザ〜〜〜〜〜。

派手にこけた。社員爆笑。

成人後十数年、初めての大転倒。そして咄嗟に手をついた場所には鋭利な石ころが落ちていた。僕の左手は血だらけになっていた。最初は爆笑していた社員たちもだんだん顔つきが真剣になり、これは手当しないといけない怪我だとみんなが理解した。

一度旅館に戻り手当をした。まだ手がじんじんと痛む。これはなんだ。なんなんだ。
石の罰なのか。そうなんだな。今までさんざん石拾いをしておきながら、やれ駐車場だ、やれスカスカだ、挙げ句の果てには石が無いだと。石の神々が怒り、石の罰がついに下されたに違いない。

そんなことを思いながら、皆でまた鳥居のある海岸へ向かうことにした。

広島県厳島 石拾い

鳥居。夕焼けとのコントラストが美しい。嗚呼、石の神々よ。これから石の浜のことを駐車場などとは言いません。お許しくださいませ。

今回の石拾いはこんな感じで終了。
この後は、広島観光をして静かに帰った。




海で拾った石|広島県厳島の海岸

広島県厳島 石拾い

拾った石は、こんな感じ。
→いままでに拾ったいろいろな石

この中に石の罰を下した、怒りの石があるのかもしれない。

広島県厳島 石拾い

一つ、クローズアップ。
ゴツゴツしていて今まで拾ったことの無い石。戒めの石。

というか今回、石拾いの話をほとんどしていない。社員旅行で怪我をした話だ。

次回は、TADAの意思を受け継ぐ石弟子、ホーミーが福井の海岸にやってくる。





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(2022 10/16)
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2 件のコメント:

  1. ひっそりといつも更新を楽しみにしております。
    自分は物心ついたときから海と言わず川戸言わず…焼却炉の裏とか、土手とか、よくわからないところでも常に石を探索している妙な子どもでした。
    成人してもなおそれは変わらず、しかし他の人と出掛けた先ではそれが恥ずかしい気がして、足元に興味がないふりをしたり…気になって拾った石を誤魔化して水切り石にして投げたり…愚かな行為をしております。
    このブログを読んで、大々的にではなくとも、石仲間と、どこか忍ぶような雰囲気を残しながらも、しっかりと石拾いを楽しんでいらっしゃるのを感じて、懐かしさと、羨ましさと、ちょっと勇気をもらってます。
    ひっそりと応援しております、お怪我にはお気を付けて、これからも石を堪能してくださいませ。

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  2. コメント頂きありがとうございます。私も最初の頃は、いい歳して石拾いなんて、、と後ろめたさを感じながら石拾いをしていましたが、今となっては、心の石耐性ができつつあります。是非ともごまかさずに石拾いしてみてください。しかし、おっしゃる通り、少し忍んで拾うくらいが楽しいと思っています。

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