アナリティクス

2016年10月9日日曜日

福岡県の海岸、石拾いの戦い2日目 |思い出その七|

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石の人

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Toumo

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石拾いの旅|福岡県の海岸



2016年2月6日。

社員旅行2日目。
この日は終日自由行動。昨日の夜から完全に社員旅行感はゼロだ。
デザイナーE、女性デザイナーのOとI、新人MとT。そして僕の6人。
仲良くレンタカーで出発。
行き先は、九州最北端の岬、遠見ヶ鼻。
デザイナーEが用意周到、本やネットで探してくれていた、本命スポットだ。

石拾い 海 福岡県遠見ヶ鼻

着いた。

流線型に削られた崖。あふれる最北端感。風が強い。
崖の下には海があるようだが、どうやって降りるのだろうか。
崖の淵から見下ろすと、結構な高さでかなり怖い。
みんな、九州最北端の雰囲気にテンションが上がり、パシャパシャと写真を撮っていた。
とその時、異変に気づいた。

石拾い 海 福岡県遠見ヶ鼻

あれ?デザイナーIは?
どこどこ。

え。

いない。
でも降りる場所なんてないよ。
え。

Iは線の細い女性のデザイナーだ。
まさか。風に吹き飛ばされてそのまま崖の、、。

みんなの頭にちらりと過った大惨事。

いやいやいやいや、
いや
でも。

恐る恐る崖の下を見てみると。

スタスタスター。と海岸を歩くデザイナーI。

えー!!

どういうこっちゃ。
瞬間移動か。ジャンパーか。

デザイナーIがあっちあっちと指を指す。
その方角に足を進めると、海岸まで降りられるように(多分そうだと思う)
崖の一部が削られている。
ちょうど、崖に沿うように坂があるのだ。

ここを、、。下っただと?
なかなかの急斜面で、足を滑らせたらまじアウト。

しかしこれもいい石を拾うため。
へっぴり腰でずらりと並んで坂を下るデザイナーたち。
怖い怖い。

なんとか全員無事に、海岸まで降りることに成功。
お尻をつきながら、坂をずりずり下ったものだから、黄土色の土がいっぱいついていた。

石拾い 海 福岡県遠見ヶ鼻

何とも不思議で壮大な崖の風景。

石拾い 海 福岡県遠見ヶ鼻

地層の流線形状が、かっこいい。

石拾い 海 福岡県遠見ヶ鼻

早速みんな拾い始めた。
どれどれ、僕も拾いますか。

昨日の志賀島は正直、普通の石だった。
種類が少なく、グレーっぽい石が海岸を埋め尽くす光景は、わくわくしない。
拾っている最中に、無数の石を見渡してこう思うのだ。「ああ、一体これは何やってるんだろう。」と、、。

しかし!
遠見ヶ鼻は違った!砂浜ベースに色とりどりの石が程よく散らばる!荒波により程よく磨かれている!
石拾いの一定基準を完全に満たしている!
ここぞとばかり、みんな夢中で石を拾っている。

おお。
石拾い!石拾い!負けるものか!
戦いは既に始まっていた。

石拾い 海 福岡県遠見ヶ鼻

流線地形の窪みの水たまりに石がころころあったりする。
うーん、心にグッとくる何かがある。

石拾い 海 福岡県遠見ヶ鼻

新人M君一服中
「良い歳こいたデザイナーどもが石拾いなんかしやがって、やれやれだぜー。」

君もまたすぐ拾うんだろうが。
そのレジ袋の中身見せなさいよ。

石拾い 海 福岡県遠見ヶ鼻

こんな魅力的造形も。
「この穴でゆっくり寝てみたいね。」とデザイナーE。

ええ、寝ていなさい。その間に素晴らしい石達を拾ってやるから!
いつもの穏やかな石拾いの心はどこへやら。闘争心全開での石拾い。

ゴゴゴゴゴ。

石拾い 海 福岡県遠見ヶ鼻

ちょっと心を落ち着けよう。

岩場はでこぼこしたり、先ほどの流線型だったり。本当に不思議な地形で
実におもしろい。

、、、、、。

てな感じで石拾い終了。

晩ご飯の為に博多にもどることに。

石拾い 海 福岡県遠見ヶ鼻

みなさん石拾いおつかれさま〜。
おいしいおいしい新鮮魚の晩ご飯。
うにょうにょ動くイカの刺身をいただく。

石拾い 海 福岡県遠見ヶ鼻

さしみさしみー。



海で拾った石|福岡県の海岸

石拾い 海 福岡県遠見ヶ鼻

さてさて拾った石はどうか。
家に持ち帰り、洗って乾かし、並べてみると、なんか地味。
水に濡れていた時は色とりどりに輝いていた石達も、乾くと色の沈んだ地味目の石に早変わり。
うぐぐ。
おまえ石拾い何回目だ。こんな初歩的な石拾いの常識を忘れるなんて。
初めての九州の石拾い、大人数の石拾いに、完全に浮かれていた。
石の聖人、石聖への道はほど遠いのであった。。

まあ楽しかったから、いいか。

(なかなかいい石はこちら→いままでに拾ったいろいろな石


石拾い 海 福岡県遠見ヶ鼻


それではみなさんごきげんよう。


次回へつづく、思い出その八は、
隠された聖地、福井で開眼!!強敵デザイナーTADA!




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石と海の思い出日記。

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