Google Translate is on the right (PC)
石の人
....................................
....................................
Toumo
....................................
....................................
石拾いの旅|東京都の川
水質が思いの外、綺麗だ。水苔も生えていて良い景色。
早くも日が暮れてきた。一体今何時なんだ。
三人は何故この時間帯に石拾いを始めようとしているのだろうか。
夕暮れの石拾い。初めての試みである。
夕日が眩しく美しい。
謎のカット。
こんな写真を撮っている暇があるなら、さっさと石を拾いに行けと言いたくなる。
きっと都心に住んでいる二人が、少しばかり自然のある場所に来たことで、異常にエモーショナルな気持ちになっているのだろう。
多摩川に到着。
川原へは降りられるのだろうか。生い茂るすすきをかき分け進む。
川に、石に、たどり着かない。
ザクザクザクザク進む三人。
あっ。
石だ!!!!!
しかしこれは紛れもなく、、、
駐車場みたいな石だ!
あまり期待せずに、川原を歩き、川を目指す。
何やら、
何やら何やら記憶が蘇ってきた。
一つの本が脳裏をよぎる。日本の石ころ標本箱。
渡辺一夫先生著である。
本によると、多摩川のあるスポットには、チャートが川縁に埋まっているらしい。
(堆積岩(たいせきがん、英: sedimentary rock)は、既存の岩石が風化・侵食されてできた礫・砂・泥、また火山灰や生物遺骸などの粒(堆積物)が、海底・湖底などの水底または地表に堆積し、続成作用を受けてできた岩石。)
川の縁、といったらこんな所か。
三人はせっせと川縁を削り出す。素晴らしく綺麗なチャートが掘り起こされると信じて、、。
せっせせっせ。
せっせせっせせっせせっせ。
ちなみに、ここに来るまでの川原の石は、ずーっと駐車場だったので眼中になし。Kも384も目が肥えてきたもんだ。
せっせせっせせっせせっせせっせ。
なかなか石が見つからない。
写真だと分かりづらいが、かなり日が暮れてきている。夕焼けというか、かなり夜に近い薄暗さ。
せっせせっせ。
せっせせっせ。
せっせせっせ。と削り出していると、
どこからともなく足音が、
ザッザッザッザッ。
ザッ。ザッ。
何や!何やねん!
ザッザッザッザッ。ザッ。
人だ。人影だ。
誰や!誰なんや!
ザッ。
止まった。
ザッザッ。
歩き出した。
ザッ。
止まった。
あっ。
この歩き方、このうつむき加減は!
人影が地面を見つめるそのまなざしは、石の人そのものであった、、。
東京都!!!ビビビビビビ
多摩川!!!ビビビビビビ
に!!!ビビビビビビ
までも!!!ビリビリビリビリ
石の人が生まれ始めている!!!ズギュ〜〜〜〜〜〜ン
である。
目を疑った。この暗がりに熱心に石を探す若人ひとり。
迷った。時間にして10分ほどだろうか。体感時間はもっと長い。
声を掛けるべきか否か。
しかし時間は無慈悲に過ぎていく、、。あまりにも暗すぎるため東京の石の人は去ってしまったのだ。
彼は思っただろう。この三人は何故この暗さになるまで石拾いをしているのだろう、、。ただの俺への冷やかしか?と。
彼にしてみたら人が少ないであろう時間帯を狙って、石拾いに来ていたのだろう。なのに川原には見知らぬ石の人が三人。
基本石の人は群れない。群れないのが鉄則なのだ。
この三人は邪魔だ。明らかに邪魔なのだ。
さて、何故暗がりでもこの三人は石拾いができたのだろうか。
サブレッドKとは彼である。
右手に持ったライトにお気づきだろうか。彼はこのライトを駆使し、せっせっせっせと石を掘り探しているのだ。
384はとっくに飽きている。僕は東京の石の人に気を取られている。
そんな中、彼は暗闇の中ひとり黙々と石を削り出しているのだ。
狂気!
いや、あっぱれ。
まさしく彼こそが石聖へ一番近い男では無いだろうか。圧倒的な石に対する集中力とコミットメント!
気付けば、あたりはまっ暗。Kさん、そろそろ帰りましょうや、、。
川で拾った石|東京都の川
Kさんの拾った石はこんな感じ。無骨だ。これはチャートではない気もするが、、。
この中にいくつかはあるのだろうか。そのあたりの審美眼を養っておかないとこの日記に対する信用も得られない気がする。
皆様どうか温かい目で見守ってくださいませ。
これは僕が拾った石。なんかもうよく分からん。
寄りのカット、、。寄りも何も無い。ただの石ころ二つである。
(→いままでに拾ったいろいろな石)
今回の収穫は、着実に広がる石ブームの波と、
サラブレッドKの神がかった石拾いの集中力を確認出来たことである。
次回、思い出その三十二は、
三度目の挑戦。石の聖地、静岡の海岸を目指す旅。
この中にいくつかはあるのだろうか。そのあたりの審美眼を養っておかないとこの日記に対する信用も得られない気がする。
皆様どうか温かい目で見守ってくださいませ。
これは僕が拾った石。なんかもうよく分からん。
寄りのカット、、。寄りも何も無い。ただの石ころ二つである。
(→いままでに拾ったいろいろな石)
今回の収穫は、着実に広がる石ブームの波と、
サラブレッドKの神がかった石拾いの集中力を確認出来たことである。
次回、思い出その三十二は、
三度目の挑戦。石の聖地、静岡の海岸を目指す旅。
...................................
...................................
石の人について
...................................
...................................
今回の石の人のおすすめ
(2022 10/16)一人の一生を描いた映画
...................................
...................................
おすすめの石の本
なんとなく気になる本
....................................
....................................
....................................
....................................
石の人
Toumo
Instagram
online store....................................
Instagram
online store
....................................
0 件のコメント:
コメントを投稿